合同会社LIBCONがEV&電池業界の1か月の注目記事をまとめてご紹介いたします。

-50℃〜75℃に対応する全気候対応バッテリー(ACB)の開発

掲載日:2025年11月6日

概要と注目ポイント

ペンシルバニア州立大学の研究チームは、極寒から灼熱まで幅広い環境で安定して動作する「全気候対応バッテリー(ACB)」を提案した。

・高温には材料の耐熱化で対応し、低温にはバッテリー自身が発熱して温度を保つ仕組みで対応。

・ACBの独創的な特徴は、厚さ10μmのニッケル箔による内部自己発熱システムである。 

URL・出典:極寒にも酷暑にも対応できる「全気候対応バッテリー」の開発に成功 :-50℃〜75℃に対応する革新的設計の秘密とは | XenoSpectrum

10月の世界EV販売は190万台(前年比23%増)

掲載日:2025年11月12日

概要と注目ポイント

10月の世界EV・PHV販売台数は、前年同月比で23%増加し、190万台に達したと市場調査会社ロー・モーションが発表  。

・中国:約130万台に増加
・欧州:約37万台(36%増)
・北米:約10万台(41%減)
・その他地域:約14万台(合計で37%増)

北米では補助金終了前の駆け込み需要の反動で10月のEV販売が減少。一方、欧州は年末にかけて堅調な販売が続く見通しで、中国も購入税免除措置の変更前に11月・12月の販売が好調と予測されている。 

URL・出典:10月の世界EV販売は23%増の190万台、欧州・中国堅調 北米は落ち込む | ロイター

BIH(米沢) 世界初、HV向け半固体電池

掲載日:2025年11月27日

概要と注目ポイント

山形大学次世代電池研究室と米沢市のスタートアップ企業BIHは、世界初となるハイブリッド車向け半固体電池の量産技術を確立したと発表。

技術的成功:セパレーターにポリマーを塗布し電解液を注入することで内部反応によりゲル化を実現し、量産技術を確立。

安全性向上:低温環境での突起による発火リスクを、ポリマー膜付きセパレーターで防止できることを確認。

URL・出典:世界初、HV向け半固体電池の量産技術確立 BIH(米沢)(山形新聞) – Yahoo!ニュース

以上、ご参照頂けますと幸いです。